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1.
原形(種型)の製作 |
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仏像の原形製作には、土で製作するものと、蝋そのもので製作するものと二種類の方法がある。土で製作するときは、きめの細かい土を用いる。この土は、ほんの少しの水でこすっても艶がでるくらいの微粒子でできている。また採集の箇所も量に限定され、稀少価値の高い土である。蝋で原形を製作するときは、かなり使い込んだ固めの蝋を使用している。 |
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蝋の原材料である密蝋の採集には、崖の下にできる蜜蜂の巣から蜜を採った後の巣を使うが、巣自体はほとんど蝋で作られており、この巣を鍋に入れて溶かすと蜜蝋になり、さらに使用の折には、この蝋を布や紙などで濾して使う。 |
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スレシュ氏が作成した蝋で原形を成型する場合は、ハードワックスの使い方に近く、柔らかくするときには、炭火で温めたり、ヘア−ドライヤーなどの機材を利用したりしている。蝋成型の時期としては10月頃が適している。ネパールの気候は周期などが日本と似ており、造形時には、左右のバランスをとることが難しい。 |
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蝋の配合とは、成型時に使用する蜜蝋と松脂との成分比であり、以下の表の配合量である。 |
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配合された蝋は、半年以上経っても造形に支障なく使えるのが特徴である。配合蝋で成形するときの蝋の厚みとしては、1.6mm〜1.8mm平均で、この厚さが鋳造する金属の厚さであると同時に、技法上、経済上の問題点でもある。従って、修行の時、蝋使用に慣れることは練習上最も重要である、本来、成形するときには手に菜種油をつけるが、この時期には手に何もつけずに蝋を伸ばし。この作業に通常1ヶ月位の期間を要す。 |
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蜜蝋(シー)
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松脂(サールドゥーブ)
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チュールギー
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型作り用(硬い方)
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2kg |
800gm
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50gm |
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板状蝋(柔らかい方)
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2kg |
400gm
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50gm |
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(注) |
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蝋にはチューリ(果物の油)を入れて使い易くする。
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松脂はサール(松)から採取。 |
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チュールギョー:チューリまたはルチという果物の種から作った油であり
、食用にはせず、神前の明りに使う。 |
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·ダルダギョー:チュールギーの代りに入れる植物油のことであり、食用にも使う。 |
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